蒸気機関車での使用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/11 22:39 UTC 版)
蒸気機関車では、火室の上部に1 インチほど水側に突き出して取り付ける。水位が低下して火室の上部が露出する前に可溶栓が露出し、融点の低い芯が溶けて蒸気が火室側に噴出してくる。火室の燃焼ガスの温度は550度にも達するので、水位が低下して火室の一部が露出すると火室の一般的な材料である銅は軟化してボイラーの圧力に耐えられなくなり、速やかに火を消すか水を注入しなければボイラーの爆発を引き起こす。蒸気機関車の場合、穴は小さいため圧力を十分に低下させるほどの効果は無く、また水の流れ込む量もほとんどないかわずかであるため、火を消すほどの効果は期待できない。
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