芦辺港での乗り揚げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/06 23:05 UTC 版)
「フェリーちくし」の記事における「芦辺港での乗り揚げ」の解説
2013年4月11日、2時17分ごろ、博多港から芦辺港を経由して厳原港へ向かっていた本船は、芦辺港に入港する際、芦辺港南防波堤灯台の西北西約570メートルの地点で浅所に乗り揚げた。乗り揚げた際、衝撃はほとんどなく浸水も確認されなかったことから、自力離礁を試み、3時5分ごろ離礁して着岸した。事後の検査で船体中央部の船底に軽微な擦過傷が確認された。事故発生当時の天候は晴で、風速約14メートル毎秒の西の風が吹いていた。 事故原因は、本船が風の影響を考慮して通常より西側に針路をとったところ、港内に生じていた海図に記載されていない浅所に乗り揚げたためであった。芦辺港は谷江川の河口付近にあり、谷江川により運ばれた泥が堆積して乗揚箇所の水深が-3.5メートルとなっていたことが、海上保安庁の測量により判明した。事故後、芦辺港を管理する長崎県壱岐振興局により港内の浚渫が行われた。
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