航海における利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 08:59 UTC 版)
帆船時代には、ヨーロッパから東インドやオーストララシアへ向かう船はアフリカ西海岸を南下して喜望峰を周り、インド洋を航行する際に吠える40度の風を利用して速度を出し、東インドやオーストララシアを発つ際にもやはり吠える40度の風を利用して東向きに航路をとって太平洋を航行し、ホーン岬を通過してからアメリカ大陸東海岸沿いに北上してヨーロッパへ帰還した。「東航航程を南下する」という文句がかつて吠える40度を利用した高速の航行を指して使われた。 船で世界一周する人々も、特にその速度を競う際に、吠える40度の領域を航行した際の速さを利用する。
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