自衛艦の敬礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 03:30 UTC 版)
自衛艦の敬礼の対象 自衛艦は、乗艦中の指揮官が上位者又は同一の階級の先任者である自衛艦に対して敬礼を行う。自衛艦は、自ら内閣総理大臣旗、防衛大臣旗、統合幕僚長旗、海上幕僚長旗、海将旗、海将補旗又は代将旗(以下「内閣総理大臣旗等」という)を掲げていない場合においては内閣総理大臣旗等を掲げている自衛艦に対して、自ら内閣総理大臣旗等を掲げている場合においては、海上自衛隊旗章規則(昭和30年海上自衛隊訓令第44号)第2条に定める旗章の序列の上位の旗を掲げている自衛艦に対して、敬礼を行う。自衛艦は、編隊又は集団をなす自衛艦に対し敬礼を行うべき場合は、隊司令旗を掲げている自衛艦(隊司令旗を掲げている自衛艦がいないときは、その編隊又は集団をなす自衛艦の指揮官の乗艦する自衛艦)に対して敬礼を行う。敬礼を受けた自衛艦は、答礼を行う。 自衛艦の敬礼の手順 敬礼を行う自衛艦は、らっぱ又は号笛を以て「気を付け」を令し、上甲板以上にある幹部自衛官及び准海尉は挙手の敬礼を、上甲板以上にある海曹・海士は姿勢を正す敬礼を行う。それに対し、答礼を行う自衛艦は、らっぱ又は号笛を以て「気を付け」を令し、乗艦中の最高指揮官は挙手の敬礼を、上甲板以上にある自衛官は姿勢を正す敬礼を行う(幹部・准海尉も挙手の敬礼を行わない。)。 自衛艦の敬礼の始期及び終期 自衛艦は、敬礼を行う自衛艦の艦首又は艦尾が敬礼を受ける自衛艦の艦首又は艦尾を通過するときから敬礼を始め、答礼が終わるまで継続する。但し、距離の遠近及び態勢等によりその時機を適宜変更することができる。 旗章を掲げた短艦に対する敬礼 自衛艦は、内閣総理大臣旗等を掲げた短艇に行き合い又は近づいた場合は、当該短艇に対して敬礼を行う。
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自衛艦の敬礼
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自衛艦の敬礼の省略 自衛艦の敬礼は、日没時から日出時までの間及び演習に従事している場合及び乗組員全員を以て訓練を実施している場合及び出入港時、狭水道通過時等において乗組員並びに自衛艦の保安上敬礼を行うことが困難な場合には省略するのを例とする。巡検後から総員起こしまでの間においては、礼式のうち、舷門堵列員の整列及び号笛を以てする礼式は省略するのを例とする。部隊の長の定める作業地にある場合においては、その指揮下の自衛艦相互の敬礼は省略する。
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