自然環境・生態系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 17:38 UTC 版)
バレニー諸島では、アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ギンフルマカモメ、ナンキョクフルマカモメ(英語版)、マダラフルマカモメ、ユキドリの繁殖が確認されている。ブーベ島とピョートル1世島の間の経度264度の範囲では、ヒゲペンギンの唯一の繁殖地である。また、アデリーペンギンとヒゲペンギンの繁殖域が共存しているのは貴重である。 上記の他、バレニー諸島で生息が記録されている鳥類・アザラシ類は以下の通り。 鳥類 ナンキョククジラドリ(英語版)、ナンキョクアジサシ(英語版)、マユグロアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、ハイイロアホウドリ、ハイイロミズナギドリ、マカロニペンギン、ミナミオオトウゾクカモメ(英語版)、ワタリアホウドリ、ノドジロクロミズナギドリ(英語版)、アシナガウミツバメ アザラシ類 カニクイアザラシ、ゾウアザラシ、ヒョウアザラシ、ウェッデルアザラシ(英語版) とくにサブリナ島には、諸島内で最も大きなアデリーペンギンのコロニーがあり、また諸島のヒゲペンギンのつがいの大半が生息している。「ロス海域で最も北にある南極の陸地としてのバレニー諸島は、この緯度における数多くの周極分布を反映する動植物を維持し、特にサブリナ島はそのような動植物の代表的な試料をもたらす」として、サブリナ島とその近傍にある「ヒゲペンギン小島」が、南極特別保護地区(ASPA No.104. 日本の南極地域の環境の保護に関する法律施行規則では「第四南極特別保護地区」)に指定されている。
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