聴覚との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 00:04 UTC 版)
「無限音階」も、これにある意味で似ている。福田繁雄や杉原厚吉らによる、このような図形の「不可能図形の立体化」は多くの場合、現実の三次元の階段のどこかを不連続にしたものについて、ある位置に視点を置いて見ると、その不連続な部分が把握が難しくなっていて不可能図形に見える、というものになっている。「無限音階」では、可聴範囲の超低音から超高音まで一斉に、まず「ド」が、続いて「レ」が鳴る、といったようになっていて(レコードになっているものでは連続的に変化しているが、原理的には同じ)、その低いほうや高いほうの端は認識できないため、あたかも無限に続いてるように感じる(ものすごく長いため、端が視界に入りきらない床屋の回転看板、ともたとえられる)。 これに近いものに、ジャン=クロード・リセとロジャー・シェパードの「シェパード・トーン」がある。
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