聖書の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 22:01 UTC 版)
「アメリカ合衆国大統領就任宣誓」の記事における「聖書の使用」の解説
宣誓者は、宣誓の際に、左手を聖書の上に置き、右手を挙げるのが慣習となっている。1789年、初代大統領ジョージ・ワシントンは、ニューヨークのフリーメイソンのロッジであるセント・ジョンズ第1ロッジ(英語版)から借りた聖書に手を置いて宣誓を行い、その後、その聖書に口づけをした。以降、ハリー・S・トルーマンまでの大統領がこの所作を踏襲した。1953年のドワイト・D・アイゼンハワーは、聖書に口づけする代わりに祈りを捧げた。 1901年のセオドア・ルーズベルトは聖書を使わず、法律書を用いた。ジョン・F・ケネディの暗殺直後に大統領専用機(エアフォース・ワン)の中で宣誓を行ったリンドン・ジョンソンは、飛行機の中にあったカトリックのミサ典書(英語版)を使用した。ハリー・トルーマン、ドワイト・アイゼンハワー、リチャード・ニクソン、ジョージ・H・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ドナルド・トランプは、2冊の聖書を重ねて宣誓した。ジョー・バイデンが使用した革表紙の大きな聖書は、1893年からバイデン家に伝わるものである。
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