聖書の巻数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 15:16 UTC 版)
ユダヤ教ではヘブライ語聖書(一部アラム語)が聖書正典であり、キリスト教では旧約聖書と新約聖書が聖書正典である。 エチオピア正教会は聖書正典を旧約54書、新約27書、合計81巻とした。ロシア正教会によって定められた77巻のほかに4 Baruch, ヨベル, エノク, Meqabyan 1-3.を加えて81だが、エチオピア正教会は聖書の数え方を変えて77巻であるとしている。ロシア正教会聖シノドは聖書正典を旧約50書、新約27書、合計77巻とした。トリエント公会議は聖書正典を旧約46書、新約27書、合計73巻としたが、プロテスタントは旧約39巻、新約27巻の66巻である。宗教改革時代はカトリック教会とプロテスタント教会の間に、正典の範囲について議論があったが、双方の間に聖書が絶対の権威を持つことについての異論はなかった。 聖書正典の範囲について、いつの時代にも異論を唱える者の存在はある。
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