羽生本人の見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 17:31 UTC 版)
羽生本人も自身の手がしばしば「羽生マジック」と形容されることは自覚しているが、「マジック」という言葉の響きにある「奇術」や「ペテン」といったニュアンスには違和感があると繰り返し述べている。彼によれば、あくまでも自分が最善手だと考える手を指しているのであり、「相手を罠にはめる」「起死回生の大逆転」を目指しているわけではないという。また羽生はそういった言葉を使われることに対して、自分の勝負観の違いや、「これでいける」という踏み込みの甘さがそういった表現を呼ぶのではないかと語っている。 ただし『日本将棋用語事典』(2004)での談話では、不利な局面についてはこれは相手が間違ってくれない限り逆転は難しく、よって間違いの可能性が発生する「複雑な」局面に持っていくことを心がけているとし、羽生マジックを(極論すれば)「複雑化を目指す一手という感じ」としている。
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