編集用カメラ・編集ソフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 13:50 UTC 版)
「シン・ゴジラ」の記事における「編集用カメラ・編集ソフト」の解説
使用カメラはハリウッドでも採用されるような映画向けハイエンドカメラからiPhoneまでが使用された。全国上映される規模の日本映画で、ランクの違うカメラがこれだけ混在し、それを編集するために、インディペンデント映画などで使用されることの多い、Adobe Premiereが使われたというのは国内では珍しい。 (メインカメラ、レンズ)Arri Alexa XT studio(アーノルド&リヒター)、ツァイス Master Primeシリーズ+アンジェニュー Optimo Lenses /(サブカメラ、レンズ)Red Epic(レッド・デジタル・シネマカメラ・カンパニー)、ツァイス Master Primeシリーズ+アンジェニュー Optimo Lenses /(その他カメラ)キヤノン XC10、GoPro Hero 4 Black Edition、iPhone 6s Plus。 上述のように、編集作業は、通常の日本映画でしばしば使用される、業界標準とも言うべきAvid Media Composerシステムではなく、どちらかというと小規模な映像作品で使われることの多いAdobe Premiere Pro CCが使われた。これは、AvidとPremireでは映像素材をソフト内部で取り扱う方法が異なるためで、一言でいうと、堅牢で厳格な設計のAvidと比較し、Premiereでは様々な映像素材をミックスした「フレキシブルな編集」が「軽快」にでき、「レンダリングなしでも再生できる“やんちゃ”な設計」が利用できることと、複数での同時作業を組むシステム構築が容易であったためだという。また編集の際、マルチアングルの撮影素材の全静止画サムネールをA4に印刷して採用カットを決めていくなど、これまでの映画製作の常識では考えられない独自の方法にて仕上げられて行った。
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