総合食料自給率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 16:42 UTC 版)
総合食料自給率とは個別の品目ではなく食料全体を通した一定のものさしで計算される食料自給率をいう。 総合食料自給率にはカロリーベース総合食料自給率と生産額ベース総合食料自給率の2種類がある。 カロリーベース総合自給率 カロリーベース総合食料自給率は熱量換算で指標化した食料自給率である。 カロリーベース総合自給率=1人1日当たり国産供給熱量÷1人1日当たり供給熱量国産供給熱量=純食料×単位カロリー国産単価×品目別自給率(×飼料自給率・原料自給率)純食料=(国内生産量-輸出量)+(輸入量-非食用-減耗-非可食部分) 畜産物の飼料の多くに輸入飼料をあてている場合には生産が成立しないので飼料自給率を乗じる。加工品については原料自給率を乗じる。 供給熱量=純食料×単位カロリー なお、国民1人1日当たりの供給カロリーとは国産供給カロリー+輸入供給カロリー+ロス廃棄カロリーの合計である。 生産額ベース総合食料自給率 生産額ベース総合食料自給率は金額換算で指標化した食料自給率である。 生産額ベース総合食料自給率=国内生産額÷国内消費仕向額国内生産額=食料(国産)×国産単価(-輸入飼料額・輸入原料額)畜産物の飼料の多くに輸入飼料をあてている場合には生産が成立しないので輸入飼料額を控除する。加工品については輸入原料額を控除する。 国内消費仕向額=食料×単価
※この「総合食料自給率」の解説は、「食料自給率」の解説の一部です。
「総合食料自給率」を含む「食料自給率」の記事については、「食料自給率」の概要を参照ください。
- 総合食料自給率のページへのリンク