統計的、精神医学的調査・研究とは? わかりやすく解説

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統計的、精神医学的調査・研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 16:45 UTC 版)

「幸福」の記事における「統計的、精神医学的調査・研究」の解説

1980年代から幸福感に関する心理学的精神医学的な研究盛んになってきた。 世界各地の110万人データ検討したマイヤースらの1996年研究によると、2割の人が「とても幸福である」と答え、約7割の人が「かなり幸福」あるいは「それ以上」と答えていた。 1990年のイングルハートによる分析では、ある程度以上裕福な先進諸国においては個人経済的裕福さ幸福感との間には関連性見られなくなる。 統計学的に見て幸福感大きな影響与えているのは、婚姻状況未婚/既婚/離婚違い)および信仰心であった(注. ここでいう信仰心」とは主としてキリスト教の信仰のことである)。世界14ヶ国の16万人余り対象とした国際研究では、幸福であると答えた人の率は、信仰心があつくて礼拝儀式にもよく参加する人のほうが高かったギャロップ社による調査)。 様々な統計的データによって明らかになったことは、幸福感基線決めるのは、環境客観的な条件ではなく個々人内的特徴(「信仰心」や「ものの考え方」など)である、ということである。 また、幸福感持っている人に共通する内的な特徴は以下の4つ指摘されている。 自分自身のことが好きであること 主体的に生きているという感覚持てていること 楽観的であること 外向的であること、であると指摘されている また、人は価値のある活動積極的に参加し自身ゴールめざして前進するときに、より多くの幸福を感じることができる。

※この「統計的、精神医学的調査・研究」の解説は、「幸福」の解説の一部です。
「統計的、精神医学的調査・研究」を含む「幸福」の記事については、「幸福」の概要を参照ください。

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