結婚前の生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 03:53 UTC 版)
「イザベル・ド・ポルテュガル」の記事における「結婚前の生活」の解説
ポルトガル王ジョアン1世と王妃フィリパの次女として、エヴォラで生まれた。彼女の姉妹たちは1歳未満で早世したため、実質的には唯一の王女であった。リスボンの宮廷で、ドゥアルテ1世、エンリケ航海王子、フェルナンド王子ら優秀な兄弟たちとともに育てられた。両親は、彼らが健康であるだけでなく学問ができることを願い、子供たちに外国語、数学、科学を身につけさせた。また、王女であるイザベルにも兄弟たち同様政治を学ばせた。イングランド王女である母の影響から、彼らはイングランドびいきに育った。 1415年、従兄のイングランド王ヘンリー5世との縁談が持ち込まれた。ポルトガルを味方に引き入れ、フランスに対抗するためである。イザベルは18歳の結婚適齢期だったが、この婚約は成立せず、以後13年間イザベルは縁談を承諾しなかった。同年、母フィリパが黒死病で急死した。賢女で名高い王妃の死に宮廷は悲しみに暮れた。
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