組立単位の一貫性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:51 UTC 版)
「一貫性 (単位系)」の記事における「組立単位の一貫性」の解説
「組立単位の一貫性」は、次のように定義される。 定義: 組立単位は、基本単位のべき乗(マイナスのべき乗もある)の積と定義されている。この積の係数が 1(いち)のとき、その組立単位は一貫性のある組立単位(英語: coherent derived unit、フランス語: unité dérivée cohérente)と呼ばれる。 この定義により、これと同義である次の結果が得られる。 一貫性のある単位が用いられるときには、その量を表す数値の間の関係式(数値方程式)は、量そのものの間の関係式(量方程式)と完全に同一の形をとる。したがって、一貫性のある単位の集合に含まれる単位だけが用いられている場合には、単位間の変換係数が必要とされない。 なお、「基本単位のべき乗」とは、例えばm3、s-1、s-2、mol-1のような形のものである。SI接頭辞を付加した、ms(1000分の1秒)、km(1000メートル)、µg(100万分の1グラム)、MW(100万ワット)のような形のものは含まない。
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