細胞の姿としてのアメーバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:07 UTC 版)
「アメーバ」の記事における「細胞の姿としてのアメーバ」の解説
アメーバ運動をする細胞は、このほかの原生生物にも存在する。寄生性で細胞内寄生のものは、往々にして宿主の細胞内でアメーバ状の姿をとるものがある(ツボカビ類のボウフラキン、ネコブカビなど)。 多細胞生物の体内の細胞にも、独立してアメーバ運動によって移動する細胞が多く存在する。もっとも有名なのは、我々脊椎動物の血液中の白血球である。また普通の状態では運動しない細胞でも、条件しだいでアメーバ状の運動をする場合がある。例えば皮膚などの上皮細胞は、傷ができた時には周りから移動して傷をふさぐ。また癌細胞も移動時の一形態としてこのような姿をとることがある。このように独立した生物でなくとも、アメーバ運動をする細胞は種々様々にあり、それらを便宜的にアメーバという場合がある。仮足の項も参照のこと。
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