素材の多様性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:50 UTC 版)
「広東人は飛ぶものは飛行機以外、泳ぐものは船や潜水艦以外、四つ足は机と椅子以外、二本足は人間以外なんでも食べる」などと言われるほどさまざまな物を食材に使用している。嶺南地方の温暖冬季少雨気候(熱帯モンスーン気候・サバナ気候~温暖湿潤気候移行部型)で育つさまざまな野菜や海に近いために多用される海産物を中心として、燕の巣、ふかひれ、イヌ、蛇、果てはセンザンコウからゲンゴロウといった他では珍しいものまでが広東料理の食材として市場で売られている。野生動物を用いた料理は「野味」(広東語 イエメイ)と呼ばれるが、ハクビシンがSARSの感染源とされたため一部規制されるようになった。 海鮮や米を多く使った料理がポピュラーで、麺類も米で作った「粉」(ファン、ライスヌードル)も一般的であるが、元来北方の料理である小麦粉の麺料理も多く、南北の食材を取り入れていることの表れでもある。
※この「素材の多様性」の解説は、「広東料理」の解説の一部です。
「素材の多様性」を含む「広東料理」の記事については、「広東料理」の概要を参照ください。
- 素材の多様性のページへのリンク