紀元前の発明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 18:40 UTC 版)
考案・開発についての正確な資料はないが、紀元前3世紀のギリシャ人、クテシビオスという説がある。 クテシビオスはエジプトのアレキサンドリアに住み、父親の床屋家業を引き継いでいたが発明の才能があったようであり、水時計やパイプオルガンなどの原型を考えたが、それらの記録の多くは失われている。しかし、紀元前2世紀に書かれているPhilo of Byzantiumに記されていたことから、かろうじてその内容が判明している。その中の一つに、水を高いところへ押し上げるポンプがある。 このことは「大気圧の発見」でもあったが、クテシビオスはそのことは気がつかなかった。この技術が現代まで伝えられるには、1000年以上の空白期間があり、トルコのアラブ人であるAl-Jazari(12世紀 - 13世紀)が記した技術書まで待たなければならなかった。
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