紀の川水系の河川施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 04:40 UTC 版)
紀の川の河川施設整備は紀州藩政下における徳川吉宗の治水・利水事業に伴う井堰の整備に始まる。戦後、農林省(現・農林水産省近畿農政局)による『十津川・紀の川総合開発事業』によって大迫ダム・津風呂ダム・山田ダムの建設や井堰の統合が進められ、熊野川からの分水も行い灌漑整備を実施した。同時に電源開発による水力発電も行われたが、他の河川に比べれば小規模である。 一方治水については1959年(昭和34年)の伊勢湾台風以降、建設省近畿地方建設局(現・国土交通省近畿地方整備局)による大滝ダムを中心とした治水事業が進められ、現在は紀の川大堰と共に暫定的な運用を実施している。治水を目的とする多目的ダムはこの2施設のみである。
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