範囲、語源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/24 07:07 UTC 版)
北はバルハシ湖、北東はサシクコル湖とアラコル湖、東はジュンガル・アラタウ山脈(英語版)、南はナリン川上流を範囲とする地域がセミレチエに含まれる。歴史家のワシーリィ・バルトリドは本来「セミレチエ」は元来はイリ川北部のみを指す呼称と推定している。 「セミレチエ」は「7つの川」を意味する言葉で、カザフ語、キルギス語で「7つの川」を表す「ジェティス(Jetísu/Jeti-suu)」がロシア語に訳されたものである。中世のイスラーム世界の地理書には「7つの川」を指す地名は見られず、チョカン・ワリハーノフが収集したキルギスの叙事詩『マナス』の一種で確認される。「7つの川」はバルハシ湖に流入する河川を表し、該当する河川については諸説挙げられている。 ヴランガリーの説 - アヤグズ川(英語版)、レプシ川(英語版)、アクスゥ川(英語版)、ビエン川、コクスゥ川(ロシア語版)(クズル・アガチ)、カラタル川、イリ川 A.K.ゲインスの説 - レプシ川、バスカン川、サルカン川、アクスゥ川、ビエン川、カラタル川、コクスゥ川 スカイラーの説 - イリ川、レプシ川、バスカン川、アクスゥ川、サルカン川、カラタル川、コクスゥ川
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