箱根登山鉄道への直通運転開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:10 UTC 版)
「小田急ロマンスカー」の記事における「箱根登山鉄道への直通運転開始」の解説
このころ、小田急では箱根登山鉄道箱根湯本駅に乗り入れるための計画が進められていた。 しかし、小田急の軌間が1,067mmであるのに対して箱根登山は1,435mm、架線電圧も小田急の1,500Vに対して箱根登山は600Vであった。また、箱根登山では小田原から箱根湯本までの区間を「平坦線」と称していたが、これは箱根登山の80‰という急勾配と比較しての話で、実際には40‰もの勾配が続いており、小田急の最急勾配が25‰であったのと比べればはるかに急な勾配であった。 この対応として、軌道は三線軌条とし、架線電圧については小田原と箱根湯本の間は1,500Vに昇圧することになり、1950年8月1日から小田急から箱根湯本までの直通運転が開始された。この時に新宿と小田原の間についてもスピードアップが図られ、新宿と小田原は80分で結ばれるようになった。 この直通運転開始後に特急の利用者は急増し、同年10月からは特急は毎日3往復に増発された。
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