第68回天皇賞について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 01:00 UTC 版)
「ミリオンパラ」の記事における「第68回天皇賞について」の解説
ミリオンパラが2着となった第68回天皇賞で大儲けをした安部譲二のエピソードは、その筋では有名とされ、安部本人も自らの著書や競馬関連書籍のインタビューなどで概要を語っている。 このとき安部が使った馬券術は、競馬における師匠筋である古川益雄から教わったという「出走馬に連れ添っている馬丁の様子から馬の調子を読む」というものであった。この方法を使い、安部はハクホオショウの不調とミリオンパラの好調を読み切り、ミリオンパラを軸としハクホオショウをのぞいた馬への枠連総流しで勝負し的中。払戻金は100円に対して4770円となり、見事に大金をせしめる結果となった。また、ノミ行為でハクホオショウの馬券を8掛けで受けたことから、同業者が受けていたハクホオショウの賭け金も多くが安部のところに集まった。こうして当時の金額で7,000万円近い大金を手に入れたものの、元ヤクザという経歴と同業者のやっかみから警察に密告され、八百長容疑で取り調べを受ける羽目になった。 当レースを含む全レースでミリオンパラの騎手を担当した戌亥信昭は「あの天皇賞の坂上では、一瞬勝てるかと思った。でもゴール寸前ではタニノチカラの脚いろの方がよかったからなぁ。あのあたりが条件馬とオープン馬との違いだったのでしょう」と語っている。
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