第4楽章 Finale: Allegro molto
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「交響曲第3番 (ベートーヴェン)」の記事における「第4楽章 Finale: Allegro molto」の解説
第4楽章 Finale: Allegro molto チェコ・ナショナル交響楽団による演奏 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 変ホ長調。4分の2拍子。自由な変奏曲の形式。パッサカリアであるという指摘もある。主題と10の変奏による。ただし、第4、第7変奏については、ソナタ形式における展開部の様相を示すため、変奏に数えず変奏と変奏の間の間奏のような形で捉えることもある。第10変奏もコーダの様相を示すため、変奏に数えないことがある。なお、第4楽章の主題はバレエ音楽『プロメテウスの創造物』の終曲から転用している。ベートーヴェンは他にもこの主題をピアノのための変奏曲(通称:エロイカ変奏曲)にも用いているが、この曲以降この主題を用いた楽曲を書いていない。 なお、第1楽章で避けられたトランペットの高いB♭音は、316小節においてこの楽章でも注意深く避けられている。381小節からは当時としては珍しく、第1ホルンが協奏曲ばりに半音階を含む主題を朗々と奏でる。
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