第4楽章 Allegro molto vivace
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 09:07 UTC 版)
「交響曲第2番 (シューマン)」の記事における「第4楽章 Allegro molto vivace」の解説
ハ長調。2/2拍子。展開部を欠いたソナタ形式に長大なコーダという自由な形式。牽引するような短い前奏に続いて躍動的な第1主題が出る。第2主題は第3楽章の歌謡主題に基づく。すぐに第1主題が再現するが、前奏の動機が展開され、第2主題の反行形につづいて統一動機が現れる。曲はしぼむようにいったんハ短調に収束される。ここから木管が新しい主題を示すところからがコーダと見られるが、第2部ともいえるほど長大。音楽は次第に力を取り戻し、新しい主題が賛歌のように歌い継がれ、前奏の動機を繰り返して高揚する。コーダの主題と統一動機が掛け合うようにすすみ、壮麗になって、ティンパニの連打を経て輝しく終わる。
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