第3楽章 Allegro molto - Misterioso - Un pochettino largamente - Largamente assai - Un pochettino stretto (変ホ長調 )
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「交響曲第5番 (シベリウス)」の記事における「第3楽章 Allegro molto - Misterioso - Un pochettino largamente - Largamente assai - Un pochettino stretto (変ホ長調 )」の解説
A-B-A-B-コーダの構成を持つフィナーレ。弦のトレモロがやがて疾走するような第1主題を低弦部で形成する。やがてホルンが二分音符からなる鐘の響きのようなモチーフでこれに応える。このモチーフは低弦による拡大形と組み合わされる。いかにも田園的な第2主題はフルート、オーボエとチェロによって表情的に歌われる。やがて木管が軽妙に現れて弦のトレモロが合わされ、第1主題の再現に移る。「ミステリオーソ(神秘的に)」と表記され、弱音器をつけた弦楽器のトレモロにより第1主題が再現されてゆく。第2主題は、フルートとクラリネットに回帰し、「ウン・ポッケッティーノ・ラルガメンテ(幾分幅広く)」へ移行する。第2主題は弦に受け継がれ、ホルンの二分音符モチーフも加わる。さらに弦が強調され、「ラルガメンテ・アッサイ(十分にたっぷりと)」となり、ホルンにより提示されたモチーフがトランペットで朗々と奏でられた後、休符の目立つ和音の6つの連打によって全曲の幕を閉じる。演奏時間は8~10分程度。
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