第3楽章 レント(Lento)
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「交響曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事における「第3楽章 レント(Lento)」の解説
変ニ長調。三部形式による哀愁漂う緩徐楽章で、弦楽の静かな波動の上に現れるオーボエが輪郭のはっきりしない旋律を奏し、これを引き継ぐチェロ独奏はクレッシェンドでワーグナーの『ジークフリート』からの引用で特徴づけられている。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の動機による推移と「運命の動機」の旋律がチェロ独奏に引用されているが、[要出典]この点から後期ロマン派の影響が見られる。また弦楽器のピアニッシモの楽節はのちの交響曲第8番のパッサカリアを予感させる。第2主題は葬送行進曲。小太鼓のトレモロがクレシェンドで響き、アタッカで切れ目なく最終楽章に移る。
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