第3曲「おまえたちのおかあさんが戸口から歩み入るとき」
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「亡き子をしのぶ歌」の記事における「第3曲「おまえたちのおかあさんが戸口から歩み入るとき」」の解説
Wenn dein MütterleinTritt zur Tür hereinUnd den Kopf ich drehe,Ihr entgegensehe,Fällt auf ihr GesichtErst der Blick mir nicht,Sondern auf die Stelle,Näher nach der Schwelle,Dort wo würde deinLieb Gesichtchen sein,Wenn du freudenhelleTrätest mit hereinWie sonst, mein Töchterlein.Wenn dein MütterleinTritt zur Tür hereinMit der Kerze Schimmer,Ist es mir, als immerKämst du mit herein,Huschtest hinterdreinAls wie sonst ins Zimmer!O du, o du, des Vaters Zelle,Ach, zu schnelleErloschner Freudenschein! あなたのお母さんが戸口に歩み寄り、部屋に入ろうとして、私が頭をめぐらせ振り返り見るとき、最初の私の一瞥の視線はお母さんの顔ではなくむしろ敷居のそばの、その場所のあなたの愛らしい顔が見えていた場所へもし、あなたが晴れやかな喜びに満ちあふれお母さんと一緒に入って来るならば、いつもどおり何も変わらない私の娘であるのにあなたのお母さんが戸口から中へ歩み入り蝋燭のうす明かりと一緒にそれがいつものようだと感じさせるにはもし、お母さんの後ろからあなたがすばやく追いかけて来るならばそれはいつもと何も変わらない部屋の中であるのにおお、あなた、おお。おとうさんの分身、その細胞よ。ああ、本当にたちまちにあまりにも早く輝かしい喜びの光を消し給うたのだ!
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