第29軍 (日本軍)
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| 第29軍 | |
|---|---|
| 創設 | 1944年(昭和19年)1月6日 | 
| 廃止 | 1945年(昭和20年) | 
| 所属政体 |   | 
    
| 所属組織 |   | 
    
| 編制単位 | 軍 | 
| 所在地 |   | 
    
| 通称号/略称 | 定(てい) | 
| 最終上級単位 | 第7方面軍 | 
| 最終位置 |  半島マレーシアタイピン (現・  | 
    
| 戦歴 |  大東亜戦争(第二次世界大戦) [マレー作戦/タイ深南部防衛支援]  | 
    
第29軍(だいにじゅうきゅうぐん)は、大日本帝国陸軍の軍の一つ。
1944年1月6日に編制され、同月15日に南方軍の戦闘序列に編入、マレー半島のタイピンに配備された。同年3月27日、第7方面軍に編入。
本軍団は主に半島マレーシア北部およびタイ深南部(タイに編入されていたクランタン州・トレンガヌ州含む)の守りを担当。終戦までタイピンを拠点に活動し、大英帝国陸軍に引き継いで任務を完遂した。
軍概要
- 通称号:定(てい)
 - 編成時期:1944年1月6日
 - 最終位置:タイピン
 - 上級部隊:南方軍 → 第7方面軍
 
歴代司令官
- 石黒貞蔵 中将:1944年1月7日 -
 
歴代参謀長
- 藤村益蔵 少将:1944年1月7日 -
 - 川原直一 少将:1945年2月1日 -
 
最終司令部構成
- 司令官:石黒貞蔵中将
 - 参謀長:川原直一少将
 - 参謀兼軍政監部総務部長:梅津広吉少将[1]
 - 高級参謀:小栗軍二大佐
 - 高級副官:牛尾国成大佐
 - 兵器部長:川村順亮大佐
 - 経理部長:野村義文主計大佐
 - 軍医部長:大坪美登軍医大佐
 - 獣医部長:矢野康夫獣医大佐
 - 法務部長:三木幸雄法務中佐
 
最終所属部隊
- 第94師団
 - 独立混成第35旅団:佐藤為徳少将
 - 独立混成第36旅団:斎俊男少将
 - 独立混成第37旅団:皆伝武久少将
 - 独立混成第70旅団:小田正人少将
 - 戦車第15連隊(カーニコバル島):福田林次中佐
 - 独立戦車第29大隊:宮地辰巳少佐
 - 独立野砲兵第1大隊:坂上繁雄中佐
 - 第29軍憲兵隊(タイピン):児島正範少将
 - 第3通信隊司令部(タイピン)
 
- 兵站部隊
 
- 第16野戦輸送司令部:本間幸太郎大佐  
    
- 特設自動車第16大隊
 
 - 南方第8陸軍病院(クアラルンプール):今村朔雄軍医大佐
 - 第130兵站病院(ポートブレア):伊藤秀雄軍医中佐
 - 第131兵站病院(カーニコバル島):渡辺純一軍医中佐
 - 第135兵站病院(カモルタ島):稲田精一軍医大佐
 
- 第29軍補給廠
 
- 第29軍野戦兵器廠
 - 第29軍野戦自動車廠
 - 第29軍野戦貨物廠
 
脚注
- ^ 「第55号 昭和20年3月10日 陸軍異動通報」 アジア歴史資料センター Ref.C12120935900
 
関連項目
参考文献
- 第29軍_(日本軍)のページへのリンク