冀東保安隊隊長・張慶余の証言(国民軍との関係)
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「通州事件」の記事における「冀東保安隊隊長・張慶余の証言(国民軍との関係)」の解説
1986年、事件に加担した冀東保安隊長張慶餘が回想録「冀東保安隊通県反正始末記」を発表した。 張慶餘回想録や『盧溝橋事変風雲篇』等によると、張慶餘と張硯田の両隊長は、中国国民党第29軍とかねてから接触し、「日本打倒」の事前密約をし、これが「通州決起」と関係していると記されている。 日本軍が大挙して南苑を侵犯し、かつ飛行機を派遣して北平を爆撃したのを見て、戦機すでに迫り、もはや坐視出来ないものと認めて、ついに張硯田と密議し、7月28日夜12時、通州で決起することを決定した。 — 張慶余、冀東保安隊通県反正始末記,1986年 張慶餘と中国国民党第29軍の宋哲元はともに秘密結社哥老会の会員であったことが『盧溝橋事変風雲篇』では告白されている。
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