第1部・ミュールによる探索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 04:26 UTC 版)
「第二ファウンデーション」の記事における「第1部・ミュールによる探索」の解説
第二ファウンデーションについてハリ・セルダンが言い残したヒントは、二つだけであった。いわく、それはファウンデーションの反対側の端に位置し、そして「星界の果て」にある、と…。 第二ファウンデーション探索にあと一歩で失敗したミュールは、惑星カルガンに本拠地を置き覇道を目指す。が、自分と同じ異能の力が、それも組織的に臣下の精神に干渉して使える人材を潰し国力を削いでいることに気づく。 ミュールは主敵を第二ファウンデーションと見定め、五回もの失敗にもめげずに最後の探索を命じた。将軍ハン・プリッチャーと、有能な若者ベイル・チャニスが探索行に出されたが、チャニスは独断で惑星タゼンタへと向かう。チャニスは、第二ファウンデーションの位置についてトランターの夜空から見える「星界の果て」がタゼンタと符合することをプリッチャーに説明し、納得させる。 チャニスらはタゼンタの影響下にある惑星ロッセムに一旦着陸し、プリッチャーの精神が第二ファウンデーションの干渉を受けていることを話す。狼狽するプリッチャーだが、そこにミュール自らが現れ、第二ファウンデーション員であったチャニスと異能の力、精神制御能力同士の戦いになる。ミュールはチャニスをねじふせ、第二ファウンデーションの位置がこの惑星ロッセムであることを知り、止めを刺そうとする。しかしさらに第二ファウンデーションの長である第一発言者が現れ、ロッセムでさえも本当の位置ではないことを話した上にミュールが罠にかかったことを告げ、その隙にミュールの精神に手を加えることにより戦いを終結させる。後にチャニスは精神構造を元に戻され、真実を思い出す。
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