第1文前半(『ヴィースとラーミーン』より)
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جهان خرمى با كس نماندفلك روزى دهد روزى ستاند jahān-ē khorramī bā kas na-mānad falak rūzī dehad rūzī setānad 羽田亨訳“The world of joy will last with no one for ever, / The Heaven gives (fortune) to-day, and takes (it) back to-morrow,” 「世の歓楽は永続するものに非ず/天は今日人に歓楽を与へ明日はこれを奪ふ」 小林元訳「喜びの世界はいづれのものにありてもとはに続かず、/天はこの日幸ひすれどもかの日そを取り消すべし、」 前嶋信次訳「喜びの世は誰にも永続きせぬもの/天は今日あたえ、明日はとり去る」 亜実理レザ訳「幸福な人生は誰にも永遠なものではなく、/幸福な人生はある日与えられ、またある日とり去られる。」 黒柳恒男訳「歓喜(よろこび)の世はだれにも永続きしない/天はある日(歓喜)を与え、ある日奪い去る」 杉田英明訳「喜びの世は誰にも永くはとどまらない。/天はある日(それを)与え、ある日奪い去る。」 岡田恵美子訳「歓びの世は誰にも永続きはしない/天は(それを)ある日与え、ある日とり去る」 『ヴィースとラーミーン』第77章において、ヒロインのヴィース王妃が、道ならぬ恋の相手である王弟ラーミーンに送った手紙の一節である。原文は「麗しの春は誰にも永くはとどまらない。世はある日(それを)与え、ある日奪い去る。」(杉田英明訳)であり、一部の語句は異なるが、意味は変わらない。
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