第三胃葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 00:05 UTC 版)
鯨偶蹄目の反芻亜目やカバ科、ラクダ亜目やクジラ亜目に加え海牛目などは普通4つの複胃をもち、そのうち第三胃には第三胃葉(だいさんいよう、omasal laminae、laminae omasi)という薄い粘膜襞が見られる。第三胃葉は第三胃の背壁および側壁から多数放射状に出て第三胃底に集中し、第三胃管の輪郭を作っている。また、葉は大葉、中葉、小葉、最小葉の4種類に区別される。葉の数は種ごとにほぼ一定で、大葉の数はウシで12 - 14枚、ヤギで10-11枚、ヒツジで9 - 10枚を数える。各葉は大葉を挟んで中葉、中葉を挟んで小葉、小葉を挟んで最小葉と規則正しく配列される。各様の狭い間隙を葉間陥凹(ようかんかんおう、interlaminar recesses、recessus interlaminares)と呼ぶ。第三胃葉には表面に無数の第三胃乳頭がある。
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