第一次琿春事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 22:29 UTC 版)
1920年9月12日午前5時頃、中国人馬賊約300人は、琿春市街を襲い掠奪し、市街の目抜きに放火し、40戸余りを焼却した。当時市内には相当数の中国軍部隊がいたが、兵士は萎縮し屋内に退避、日本領事館に避難する者もいた。馬賊が引き上げるや、一部はともに掠奪に加わった。その後、王西海が率いる馬賊が再び襲ってくるとの風説が広まり、16日から中国人や朝鮮人の中には避難する者も出始めたため、慶源守備隊から適時連絡兵を派遣して警備することとなった。その後、それら馬賊は奥地へ引き上げたとの情報が入り、人心は小康した。
※この「第一次琿春事件」の解説は、「間島事件」の解説の一部です。
「第一次琿春事件」を含む「間島事件」の記事については、「間島事件」の概要を参照ください。
- 第一次琿春事件のページへのリンク