第一次政権の施策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 16:43 UTC 版)
奥村栄実の死後、年寄の長連弘は関沢明清・水原保延ら、上田門下生を次々と政権の枢要にすえて、黒羽織党政権を出現させた。その特徴は、政権を上田派の人脈(黒羽織党)で固め、都市の特権商人を抑えて在郷商人を掌握し、交易統制・綱紀粛正などの徹底的な緊縮政策を実施して、藩財政を立て直すとともに、異国船の来航への対策として海防費を強化するものであった。結果的に財政は一部回復したものの、その党派性・排他性は藩士の多くから反撥を買うこととなった。
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