竜巻原因説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 09:11 UTC 版)
竜巻の中心は極めて強い上昇気流である。強い力で周辺の物体を持ち上げ、巻き込んで上空へ放り出す。竜巻に巻き上げられた物体は時にかなり遠くまで運ばれることがある。実際、海上で発生した竜巻により魚が海水と共に巻き上げられて遠く離れた内陸部へ落下した事例が複数存在する。嵐とともに魚や蛙が降ってきたという証言も複数存在する。 竜巻では重量の軽いものを中心に無差別に巻き込むので、降る時も様々なものが混在すると考えられてしまうが、重量や形態によって気流の影響度合いが異なり落下地点に差が生じる。一般的に重い又は風を孕みにくい形の物から順に短時間で近くに落ち、それらは特別に記録されない事によって、最初から単一物しか降っていない様に見えてしまい、竜巻だけでは説明し切れないとされる。魚の群れや同じ種類の物体だけが狭い範囲に多く集まっている例は、場所によっては巻き上げられる物体が限られるため、吸い上げ場所の限定性、形状の空力的な条件を満たしているなど矛盾せず、最も有力な説のうちの一つとなっている。
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