立脇神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 15:31 UTC 版)
立脇神社(たてわきじんじゃ)は、もともとは尾坂地区の村社であり、尾坂区字立脇に鎮座した。創立年不詳であるが、1729年(享保14年)と1809年(文化6年)に再建したことを意味する棟札が残る。尾坂住民の離村に伴い、1962年(昭和37年)7月23日に網野神社境内に遥拝所とする社を建立し、遷祀した。尾坂は、網野町、弥栄町、丹後町にまたがる尾坂山の山中にあった集落で、1959年(昭和34年)に伊勢湾台風で甚大な被害を受け、(昭和39年)までに全戸離村し、廃村となった。最後の住民は寺の住職であったという。 立脇神社は、農耕や食物を司る神々である稚産灵神(わくむすびのかみ)、保食神、稻倉魂神と、竃と防火の神である火遇津智神の4柱を祀る。網野神社におかれた遥拝所には尾坂の旧住民らの参詣が絶えず、「三宝荒神(さんぽうこうじん)さん」あるいは「お稲荷さん」と親しまれる。
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