窒素・りん除去への利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/02 00:27 UTC 版)
活性汚泥は酸素を呼吸する好気性生物を主体にしているが、酸素が欠乏したときに別の物質を呼吸し代謝を行う(嫌気呼吸)能力を持つ細菌を選択的に増殖させることで、有害物質である無機窒素化合物を還元し、窒素ガスとする事が可能である。これを生物脱窒素法と呼ぶ。 また好気性微生物が酸素が欠乏状態から元の好気性状態に戻ると酸素欠乏状態で消費したエネルギーを蓄え戻そうとしてリンをアデノシン三リン酸(ATP)として過剰に摂取することを利用し、リンを分離する処理法もある。これらも活性汚泥法の一種であり、より高度な水処理を行うことが出来る。(参考:クエン酸回路)
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