窒素イリド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/18 06:10 UTC 版)
アゾメチンイリド (azomethine ylides, R1R2C=N+(R3)−C−R4R5) のような、窒素塩基イリドも存在する。 アゾメチンイリド化合物はイミニウムイオンに隣接したカルボアニオンとみなすことができ、置換基 R4, R5 は多くの場合電子求引基である。アゾメチンイリドは α-アミノ酸とアルデヒドを脱水縮合させるか、N 置換アジリジンの環を熱開環させて発生させる。 多くのイリドは 1,3-双極子付加反応の 1,3-双極子分子種として利用される。アゾメチンイリドは、フラーレンとのプラトー反応の双極子分子種として利用されている。
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