空母 B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 21:51 UTC 版)
「グラーフ・ツェッペリン級航空母艦」の記事における「空母 B」の解説
1938年、この艦を建造する契約がキールにあるフリードリッヒ・クルップ・ゲルマニアヴェルフトと結ばれ、進水日は1940年7月1日と予定された。空母 Bの作業開始は1938年だったものの、1939年9月19日に中断された。この理由は今やドイツがイギリス及びフランスと戦争を行い、優先順位がUボートの建造に移ったことによる。船体部分は装甲甲板まで完成しており、造船台の上で1940年2月28日まで放置された。この時点でレーダー提督はこの艦を解体、廃棄するよう命令した。スクラップ作業は4カ月後に完了した。 ドイツ海軍では決して進水前の艦艇に名前を与えておらず、そのためこの艦にはただ「B」という呼称のみが与えられた。「A」はこれ以前に進水したグラーフ・ツェッペリンのものである。完成した場合、この航空母艦は第一次世界大戦時にドイツ海軍の飛行船部隊を指揮したペーター・シュトラッサーにちなんで名付けられることになっていた。
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