種牡馬入りの経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 04:01 UTC 版)
「ホーリーローマンエンペラー」の記事における「種牡馬入りの経緯」の解説
2007年春から種牡馬入り予定だったジョージワシントンの生殖能力に問題がある事が判明。ジョージワシントンの交配予定だった繁殖牝馬への対応処置としてクールモアスタッドはホーリーローマンエンペラーを急遽引退させ、いわば代役に近い形で本馬の種牡馬入りが決定した。なお、ジョージワシントンはアメリカ合衆国から専門医を招聘し行われた検査の結果、種牡馬入りは見送られ2007年6月に競走復帰。同年10月のブリーダーズカップ・クラシックに出走したが競走中に故障を発生、予後不良の処分がなされている。 この多方面を巻き込んだ二転三転の引退劇の背景には、両馬の父であり各国で高い評価を受けていた名種牡馬・デインヒルが2003年に急死した事が強く影響しているものと思われる。現在もデインヒルの後継馬探しは世界中で続けられており、本馬の他にも競走馬としての絶頂期にありながら突如引退し種牡馬入りしたロックオブジブラルタルなど類似例は少なくない。 ホーリーローマンエンペラーはヨーロッパクラシックの有力馬だっただけに、その矢先の引退に調教師のエイダン・オブライエン師も落胆を隠しきれない様子だったという。
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