福岡大学NTPサーバーへの過剰アクセス問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:27 UTC 版)
「TP-LINK Technologies」の記事における「福岡大学NTPサーバーへの過剰アクセス問題」の解説
2017年11月、TP-Linkの無線LAN中継器が公開されているNTPサーバーに過剰な負荷をかけている事が問題視された。当該の製品は5秒に1回という非常に高い頻度でNTPサーバーにリクエストを送信しており、月間では715MBものトラフィックを発生させていた。これは、Windowsが電源を入れる度に1度か、起動し続けている場合は週に1度しかNTPリクエストを送信しない事とくらべると明らかに過剰であった。このNTPサーバーのリストはファームウェアにハードコードされており、その中には日本の福岡大学も含まれていたため日本でも問題となった。 2017年12月、TP-Linkは前述のNTP問題について釈明を発表した。その中では本来ネットワークの時刻合わせに利用するプロトコルであるはずのNTPをインターネット接続の有無を確認するために利用している事や、それがネットワーク機器において一般的な挙動であると主張し、その頻度が問題であったためファームウェアのアップグレードで修正するとしていた。なお、通常はインターネット接続の有無の確認はHTTPで行うとされる。 「Network_Time_Protocol#clock.nc.fukuoka-u.ac.jp問題」も参照
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