禁酒法
アメリカ全土で禁酒法が施行されたのは1920年1月。アメリカ合衆国憲法修正第18条、起草者の名前に因んでボルステッド法ともいいます。 この法律によって、0.5%以上のアルコールを含むすべての飲料は、製造、販売、運搬、輸入、輸出を禁じられました。 この法律成立の背景には、ドイツ系移民の醸造界進出に対する反発や、植民地時代からの根強いピューリタニズム、女性の発言力が強くなったことなどがありました。しかし結果は、密造、密売によって巨大な利益をあげるマフィアの勢力拡大を助長するだけで飲酒の抑制にはならず、1933年、撤廃されました。 禁酒法が実施されている間、密造業者たちは月明かりのもとで密造したりしたため、密造業者はムーン・シャイナ、密造酒はムーン・シャインと呼ばれました。なお、イギリスでは密造者をスマグラー(Smuggler)といいます。 |
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