神野紗希とは? わかりやすく解説

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神野紗希

神野紗希の俳句

いなびかり象は象舎のほか知らず
ここもまただれかの故郷氷水
寂しいと言い私を蔦にせよ
起立礼着席青葉風過ぎた
 

神野紗希

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 16:44 UTC 版)

神野 紗希(こうの さき、1983年6月4日 - )は、日本の俳人愛媛県松山市出身。

経歴

愛媛県松山市生まれ。松山市立生石小学校松山市立西中学校愛媛県立松山東高等学校お茶の水女子大学文教育学部卒業。同大学院博士前期課程博士後期課程修了[1]

高校時代は放送部に所属し、俳句甲子園の取材をきっかけに俳句を始め、俳句部の前身である俳句同好会を校内に立ち上げる。2001年、第四回俳句甲子園にて団体優勝し、「カンバスの余白八月十五日」が最優秀句に選ばれる[1]。2002年、第一回芝不器男俳句新人賞にて坪内稔典奨励賞を受賞[2]。同年には、句集『星の地図』を刊行。2004年4月よりNHK俳句王国』にて司会を担当(2010年3月まで)。明治大学聖心女子大学玉川大学の講師も務める[2]現代俳句協会青年部長(2015年4月~)。第15回坊っちゃん文学賞選考委員[3]。第4回笹井宏之賞選考委員[4]

2011年、江渡華子野口る理とともに俳句ウエブマガジン「スピカ」を立ち上げる[5]。2012年、句集『光まみれの蜂』を刊行。『星の地図』からの若干の再録を含めた上で、これを第一句集とした。2013年、俳人の高柳克弘と結婚。同年よりNHK俳句の初心者向けコーナー「俳句さく咲く!」の選者を月一回務める。お茶の水女子大学・同大学院では近・現代俳句(富澤赤黄男)についての研究をしていた。

前述した俳句甲子園で最優秀句に選ばれた作品のほか、代表句に「起立礼着席青葉風過ぎた」(2001年 第四回俳句甲子園)、「寂しいと言い私を蔦にせよ」(2000年 第三回俳句甲子園)などがある。

受賞歴

  • 2019年、第34回愛媛出版文化賞(『日めくり子規・漱石―俳句でめぐる365日』)
  • 2019年、第11回桂信子賞

著書

  • 『星の地図』(2002年、まる書房)
  • 『光まみれの蜂』(2012年、角川書店
  • 『これから始める俳句・川柳 いちばんやさしい入門書』(水野タケシ共著、2014年、池田書店
  • 『30日のドリル式 初心者にやさしい俳句の練習帳』(2015年、池田書店)
  • 『日めくり子規・漱石―俳句でめぐる365日』(2018年、愛媛新聞社
  • 『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(エッセイ集、2019年、日本経済新聞出版社
  • 『女の俳句』(2019年、ふらんす堂
  • 『すみれそよぐ』(2020年、朔出版)
  • 『俳句部、はじめました―さくら咲く一度っきりの今を詠む』(2021年、岩波ジュニアスタートブックス)

出演

脚注

参考文献

外部リンク




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