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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- こぽ
- こ(アルファベット)
- こ(タイ文字)
- こ(数字)
- こ(記号)
- 木がらしや東京の日のありどころ
- 木がらしや目刺にのこる海の色
- 木枯や谷中の道を塔の下
- 凩や夜汽車の箱をよせあつめ
- 木枯や我が身の軋み出しをりて
- 木枯やわたしが魚であった頃
- 木枯らしよ死ぬには惜しい本がある
- こきこきと竹生え男を眠らせぬ
- 古希過ぎて一誌を興す雲の峰
- 古稀といふ春風にをる齢かな
- 古希の日の初湯はなぜか面映ゆい
- 古稀の日を古式泳法にて泳ぐ
- 呼気ふっと止むねえねえ春ですよ
- 小氣味よく強霜踏みて月曜日
- 呼吸合わぬ時も夫婦よ夕遍路
- 呼吸殺し西の方ゆく鶴を見る
- 呼吸さびし柱と青葉の樹がつつ立ち
- 呼吸ととのう菜の花明り胸明り
- 胡弓弾く男腰やおわら浮き沈み
- 故旧忘れ得べきやメーデーあとの薄日焼
- 濃き浴衣きて夜祭の灯のなかに
- 故郷とはこんな味かものっぺい汁
- 故郷の春車窓に馴れし六甲山
- 故郷の電車今も西日に頭振る
- 故郷や真夏を刻む貨車の音
- 故郷を近づけるため暖房す
- 古きよきものに湯婆黒電話
- 漕ぎわたる波逆浦辺の夕蘆火
- 濃く淡くBの鉛筆寒雀
- 濃く淡く咲いても重き額の花
- 濃く淡く棒の立ちおる冬景色
- 穀雨かな固まるまでの皮膚呼吸
- 穀雨かな世の一隅に安らぎて
- 穀雨来て村は一気に華やげり
- 虚空虚空と白鳥の鳴き交はす
- 虚空刺す不動の剣や滝紅葉
- 穀雨なる決断の指開きつつ
- 虚空にてかすかに鳴りし鷹の
- 虚空にて見えざる鞭が柘榴打つ
- 虚空より遊糸到れり漆の木
- 虚空より木の芽の互い違いなり
- 酷寒のニコライ堂のイコンかな
- 酷寒や男装しても子を負ふて
- 黒牛の憩う夕刊沈丁花
- 黒牛のどつと通りし坂の檀
- 国策の宇宙を旅す種袋
- 谷赭く口まげ見下ろす子供一人
- 酷暑かな汚れのように蟻潰す
- 黒人の掌の桃色にクリスマス
- 黒人霊歌暗闇の隅に傘濡れて
- 国勢調査記し整うはめ絵の辺
- 国籍を同じうしたるラムネかな
- 穀象に或る日母船のやうな影
- 穀象の一匹だにもふりむかず
- 穀象の群を天より見るごとく
- 穀象や蔵に居据る尺貫法
- 古九谷の深むらさきも雁の頃
- 古九谷の招いておりぬ梨を剥く
- 告知されし人との会話秋風裡
- コクトーの細き手首やいなつるび
- 谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな
- 谷に妻あり男ぱらぱら涙ぐせ
- 告白はしないつもりだ額の花
- 告白は新酒の力借りてせり
- 告白を始める息をして泳ぐ
- 黒板と黒板拭と冬休
- 黒板に寿限無と書いて更衣
- 黒板の磁石五六個夏期講座
- 黒板の数式野うさぎのゆくえ
- 谷ひとつ隔てて牛と雪渓と
- 酷評を寒九の水と飲みくだす
- 国分尼寺までは螢を灯しゆく
- 告別と朧を一つ身の内に
- 壺暗く烏啼く日の春の雲
- 谷をゆく風ひびきあふ浅き春
- 苔くさい雨に唇泳ぐ挽肉器
- 苔清水去り忘れものせし心地
- 苔庭も烏揚羽も焦げてゐる
- 苔の上金木犀のこぼれ散り
- 苔のぬくみは男のぬくみ枯山水
- 苔の花世界遺産の中で咲く
- 孤剣に似たる筆一本も芽吹く日ぞ
- 孤高とは薄紅梅の一樹なり
- 戸口まで紅葉してをる鼠捕
- 戸口より櫓田見ゆる平和かな
- ここかしこ冬虹胸の谷眩し
- ここから秋です ローカル線終点
- ここからは鳥獣保護区草の花
- ここ涼しかしこ涼しと座をかへて
- ここだけの話し始まる真夜の雛
- ここだけの話広まる揚雲雀
- 心地よき弾む話や春炬燵
- 心地よきペンの走りや四温晴れ
- ここにいることが遠景梅咲けり
- ここにいる不思議つくづく冬紅葉
- ここに居ると賽の河原の茄子の花
- ここにかうしてわたしをおいてゐる冬夜
- ここに死ぬる雪を掻いてゐる
- ここに着く三角倉庫のならぶ港
- 呱々の声泰山木も一花挙ぐ
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