神崎製紙・本州製紙との合併
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:14 UTC 版)
「王子ホールディングス」の記事における「神崎製紙・本州製紙との合併」の解説
1993年(平成5年)10月、業界第8位(1991年度)で旧王子製紙から独立した経緯を持つ製紙会社・神崎製紙と合併した。幅広い製品を手がける当社と、高付加価値紙主体の神崎製紙が合併すると、相互補完により企業体質強化を図ることができる、といった理由を挙げている。合併に伴い、新王子製紙株式会社(英文社名:NEW OJI PAPER CO., LTD.)に社名を変更した。合併で神崎工場(兵庫県尼崎市、現・王子イメージングメディア神崎工場)と富岡工場(徳島県阿南市、現・富岡工場)が加わり計8工場に増加。新会社は、同年4月に業界第3位の十條製紙と第5位の山陽国策パルプが合併して発足した日本製紙に次ぐ、売上高ベースで業界2位(1994年度)の製紙会社となった。 その3年後の1996年(平成8年)10月、今度は業界第3位(1994年度)の本州製紙と合併した。新王子製紙が主力とする洋紙と、本州製紙が主力とする板紙の需要変動は必ずしも一致しないため、経営リスクが分散できること、その他にも国際競争力の強化、取引先との価格交渉力の強化、といった点を合併の効果として挙げている。合併に伴い、社名を新王子製紙から王子製紙株式会社(3代目)に復した。また、日本製紙を上回り再び国内トップの製紙会社に復帰した。合併で釧路工場(北海道釧路市、現・王子マテリア釧路工場)・富士工場(静岡県富士市、現・王子マテリア富士工場)など計10か所の製紙工場が追加された。
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