研究動向及び関心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 03:50 UTC 版)
研究動向を概観すると、大学院博士課程時代には、ヘルマン・ヘラーの「組織としての国家」概念にアメリカの経営学者バーナードの組織論のキー概念たる「コミュニケーションを通じて自発的に組織への貢献を行わせる力」としての権威概念を組み込んだ権力概念を用い独自の現代民主主義論を展開した、恩師でもある秋永肇の『現代政治学』(富士書房 1962)の基本構想を継承し、ヘラーの『国家学』の邦訳や、同書成立の前提となったドイツの国家学や政治史的研究の一環としてドイツ社会民主党史の研究を行った。 その後は、国家学を中心とする19,20世紀のドイツ政治思想史や、その近代日本への受容に研究領域を拡げ、さらにヘラーの「政治学としての国家学」との比較において現代アメリカ政治学の体系的な紹介を行った。
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