着床出血
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/29 00:25 UTC 版)
受精卵が子宮に着床する際、子宮内膜が少し溶け、少量の出血として出てくることがある。また、着床直後の急激なホルモン変化の影響で出血する場合もある。 排卵1~2週間後(生理予定日の約1週間前から生理予定日前後)くらいの、着床時または着床着後くらいの時期に起きる。生理予定日ごろに出血があり、しばしば月経と見間違える例もあるため、俗に「妊娠生理」とも呼ばれる。 着床出血が起こる人のほうが少数派で、大半の人は、着床の過程がスムーズに進行すれば無出血である。 着床時期を大幅に過ぎてからの出血は、着床出血ではなく、何らかの妊娠初期の不正出血と思われる。ただし、必ずしも流産等の異常の兆候とは限らず、分泌量が変化していくホルモンの影響や余分な血塊の排出など、生理的な原因の場合もある。 出血の外見だけで生理か着床出血かを確定的に判別するのは困難であり、妊娠の疑いがあれば、尿検査等できちんと妊娠の有無を確認すること。
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