相対論的共変・繰り込み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 13:59 UTC 版)
「場の量子論」の記事における「相対論的共変・繰り込み」の解説
ハイゼンベルクおよびパウリらが作った原型は相対論を満たすが、相対論的共変形式を満たさなかった。1943年、朝永振一郎が超多時間理論でこれを解決する。これは1932年にポール・ディラックが提唱した多時間理論(相互作用をしている電子一つ一つに独立な時間を与える)の電子の生成・消滅を含まないという欠点を改めたものである。また、リチャード・ファインマンも経路積分を完成し、またジュリアン・シュウィンガーもこの問題を独立に解決する。
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