相大住囲い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:33 UTC 版)
従来も相中飛車で相大住囲いが採用されていた。2020年6月20日竜王戦3組決勝▲藤井聡太-△杉本昌隆では、対向形の中相大住囲いとなった。大住囲いの躍動の萌芽として注目される。 2020/06/20竜王戦3組決勝△杉本昌隆持ち駒:なし 持ち駒:歩二▲藤井聡太図1 相大住囲い 2020年12月、藤井聡太は、相大住囲いとなったこの対局や阪田流向かい飛車に対して大住囲いに構えた対局を、土居矢倉や中住まいの対局とともに、「(最新の)現代将棋の囲いの特徴が現れた」対局であると紹介している(将棋世界Special 藤井聡太の囲い論)。藤井聡太はその記事の中で、相大住囲いの対局を「変化する囲い」の具体例として挙げ、先手後手それぞれの狙いやその後の進行を解説した上で、「このように、現代の将棋では一つの決まった囲いで戦い終わることはほとんどありません。囲いは戦いながら変化するものです。」と論じている。また、阪田流向かい飛車に対する大住囲いの対局を「攻めを見越した囲い」の具体例として挙げ、大住囲いの特長やその後の展開を説明した上で、「囲いが攻めにつながる一例ですね。」と論じている。
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