直線の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/22 05:03 UTC 版)
例えば、線分の長さについて、公理的に扱い厳密な定義を与えている。 線分の長さとは、次のように定義される正の実数だとする。最初に、ある線分を選びこれを「単位線分」と呼ぶ。何らかの線分PQが与えられたら、まずPQが単位線分の何倍であるかを求め(これを n 倍とする。n は 0 あるいは正の整数)、不足分がでれば、この不足分が単位線分の 1/10 の何倍であるかを求め(これを n1 とする。0 から 9 の整数)、まだ不足があればさらにそれが単位線分の 1/100 の大きさの何倍であるかを求め……ということを限りなく続け、n, n1, n2, … を求め、PQ の長さを a とするなら、 a = n + (n1/10) + (n2/102) + ⋯ として、これを線分PQの長さ、と定義するということが行われているのである。
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