箔の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 15:15 UTC 版)
金箔 金を1万分の1 mmまで薄く延ばしたもので、通常大きさが3寸6分角(約11cm2)の箔が用いられる。これを2枚焼き合わせ、さらに両面に1枚ずつ焼き合わせを繰り返し、直線の場合は6枚、曲線の場合は5枚の厚みにしてから使用する。 和紙製の箔打紙により作られる縁付金箔(えんづけきんぱく)とグラシン紙により作られる断切金箔(たちきりきんぱく)の2種類販売されているが、断切金箔は硬く扱いにくいため縁付金箔が好んで使用される。 湿気を嫌うので焼き合わせは好天の日を選び、雨の日や梅雨時は避けたほうがよい。 銀箔 平安・鎌倉時代は使用されていたが、経年変化で黒く変色する可能性があるため現代ではあまり使用されない。 仏師箔 金箔と金箔の間に銀箔を挟んだもの プラチナ箔 現代では銀色を表現するためプラチナ箔を用いる場合がある。 焼き合わせは2枚程度であるが、金箔に比べかなり高い温度と長い時間を要する。
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